本日1月28日18時に新作短編「境界線上の人形達《ドールズ》」をカクヨムにて公開いたしました。
~あらすじ~
陸の孤島とされる魔法王国ミュスティカは魔法で繁栄した国。
しかしその魔法を独り占めしていた為に近隣のオークやエルフに睨まれ争いが絶えなかった。
不思議な人形を操り街の子供達に劇を披露し楽しませている青年ベルマンは少女の涙に燻っていた正義感を燃やし、争いを無くそうと奮い立つ。
自ら考え行動する人形は人々の役に立ち始めるが、徐々にその優秀さが人を不幸にしている事にベルマンは気付き後悔するが――。
~登場人物~
ベルマン・ハーズ……自ら動いて話す不思議な人形を操る魔法使いの青年。街の子供達に懐かれている。オットー曰く想像力が足りない。
三十一号(ミー君)……ベルマンの人形劇に使われる人形。中性的な美少年の姿をしている。戦争に参加する為に武装を施される。
三百一号(ミレイ)……ベルマンが研究を重ねて生み出した優秀な思考を持つ人形。優秀が故に人間らしい感情を持つようになる。
オットー・キルヒナー……魔法王国で偉大な魔法使いに与えられる賢者の称号を持つ老人。酒好きでいい加減に見えるが面倒見が良い。
カリュー・ディクタス……魔法王国の賢者の一人。ノブレス・オブリージュの精神を持つが生真面目すぎてやや神経質な面もある。
ルートヴィヒ・フォン・ゴットルフ……魔法王国ミュスティカの国王。目先の利益優先の暗君。魔法省長官のカリューを差し置いて国の魔法使いを私物化しているが慕われてはいない。
クリス……ベルマンの人形劇を楽しみにしてる貧困家庭の少女。
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魔法王国を舞台に好青年が国の為人の為と考えとった行動がアクシデントに繋がり、その過ちから何を学び得るのかというお話です。
この作品は現在行われているカクヨムのイベント、カクヨムコンに参加する作品です。
よければいいねやレビューなどして頂けると幸いです。
本来この作品は去年の夏頃から10万字以上の長編を予定していた作品であり、リアルのごたごたで作業が遅れに遅れた結果、作品を書く理由となった怒りの感情が風化してしまい、これを長く書き続けるのは難しいと判断した所、出版業の友人から短編にしてみたらどうだと助言を頂き方向転換した作品です。
なので長編で書く予定だった内容を短編に落とし込むという初の試みをしてみた作品であるので、もし世界観や設定などに好評頂けましたらモチベーションに繋がるので、本来の尺で書き直したバージョンの投稿も検討したいと考えています。なのでもし長編で読みたいと思った方はその旨をレビューに書いてくださると作品に対する評価を認知しやすいです。
よろしくお願いします。
夢想曲